top of page

所内教育紹介(車両操縦)

某職員

弊所では人員輸送や資機材輸送など、業務で自動車を運転する機会が多いのですが、弊所に入所してから初めて運転免許を取得する職員や、運転免許を持ってはいるものの、全然運転をしたことがないペーパードライバーの職員もいますから、そのような初心運転者に対して、車両操縦、すなわち自動車の運転の教育を実施しています。


特に人員輸送においては、役員や、顧問先企業の方、外部協力者の方などに乗車頂くことが多いため、交通安全に配慮するのはもちろん、スムーズな運転操作や異常時の危険回避が特に重要となります。

また、弊所では複数の車種が存在するため、それぞれの車種ごとの車両感覚を掴み、操縦特性に慣熟するための練習も実施しています。



車両感覚を掴めないと大きな車は車庫入れが大変
車両感覚を掴めないと大きな車は車庫入れが大変

今回は、弊所の運転教育として、①自動車の限界を知る練習と、②実際に使用している車両での慣熟練習をご紹介します。


 

①自動車の限界を知る練習


弊所では、主に初心運転者を対象に、富士スピードウェイのサーキットコースを利用して、車の限界を安全に体感する操縦教育を受講させています。具体的には、高速フルブレーキングや凍結路面でのスリップを体験します。


この教育では、教育受講者が操縦する車両を、トヨタ交通安全センターの指導員が先導車で誘導しながら、無線で指導・指示してくれます。

また、初心運転者が安心して操縦できるように運転経験豊富な弊所職員が同乗します。


左:トヨタ交通安全センター

中:教育で使用させて頂く富士スピードウェイのショートサーキット

右:役員車を持ち込むことも



教育内容は以下のようなものがあります。


・低ミュー路

約500メートルの雪道のように滑りやすいコースを何度も回って、運転技術を磨きます。走行中には突然、前方に障害物として噴水が現れます。この状況で、素早く障害物(噴水)との衝突を避け、避けた後もスピンしないように練習します。

また、凍結した路面を想定した非常に滑りやすい路面では、急ブレーキ時のスリップを体験し、適切なハンドル操作を練習します。この中で、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)やVCS(車両安定制御システム)の効果とその限界を確認します。


・高速フルブレーキング

高速道路での緊急ブレーキを想定して、時速100kmの高速走行からのフルブレーキングを体験します。素早いブレーキ操作とABSの正しい使い方を学びます。また、危険を認知してからの空走距離を確認し、緊急時の運転行動をチェックしてもらいます。


以上の他にも、バンク角の高い道路(なんと35度!)での操縦体験や、飲酒運転の危険性の体験など、様々な内容の教育が行われます。


また、操縦者の反射神経のテストなども行うことができます。


やっぱり若い職員ほど反射神経が良い
やっぱり若い職員ほど反射神経が良い
 

② 実際に弊所で使用している車両の慣熟練習


弊所では人員輸送用の役員車として、トヨタ・センチュリー、ベンツ・CLS、BMW・グランクーペの3車種を使用しています。これらは、弊所役員や外部の方を送迎する際に使用します。



また、物資輸送用の業務車として、ボルボ・Vシリーズ、スバル・レガシィ、トヨタ・シエンタ等を使用しています。これらは荷物を積み込みやすいため、電気用品安全法の試験機材等の輸送や、弊所拠点間のちょっとした物資・什器等の輸送に用います。また、日々の業務のために役所へ出向く際などにも使用します。


弊所では物資輸送より人員輸送の機会が多いので、運転練習も役員車メインで行います。


左:操縦者から見て死角にいる歩行者の確認

右:車庫入れの練習


弊所の運転教育では、実際の役員車を用いて慣熟練習を行います。


上記左側の写真は、死角の確認をしています。運転席から見えるのはどこまでで、どこは見えないのか。クルマ­の周囲を歩行者が移動したり、パイロンを置いたりして、前後左右の役員車の死角を確認します。


上記右側の写真は、駐車場において、すべての空きマスに他車が駐車している想定で、白線を踏まずに車庫入れをする練習をしています。こちらも、初心者には難しい内容です。全長が長く、車幅が広く、視界の悪いクーペタイプの車でのバック駐車は、初心者は特に緊張してしまうかもしれません。


これらの他にも、狭い袋小路に入ってしまったときになんとか転回して脱出するための、車の周りにパイロンを並べてぶつけずに何度も小刻みに切り返す練習や、ホテルやオフィスビルの車寄せにぴったり止める練習など、自動車教習所ではやらないような練習を初心者に対して行っています。


 

職員:富士スピードウェイでの講習、楽しそうですね!


大沢:あんまり面白がるのも良くないかも知れませんが、正直とても楽しいです(笑)


職員:怖くはなかったですか?


大沢:初心運転者は怖がりますね!実際、年間2~3万キロ運転する私も、多少緊張しながら取り組みました。

高速フルブレーキングの練習では、トヨタ交通安全センターの指導員の方から、ブレーキペダルを折るような勢いで踏み抜くよう指示されましたが、時速100kmで濡れた路面を走っている状況でなかなかブレーキ踏み抜くというか、最初から最後まで踏み切って良いものか、なんとなく抵抗があったんです。でも実際やってみると案外問題ないというか、ちゃんと踏み切ったほうが良いんだなということを体験できたのがよかったです。いざ現実の高速道路でフルブレーキを踏むべき状況に陥ったときに、この高速フルブレーキングの経験がないと、本当にフルブレーキしていいものか、どれくらい強くブレーキを踏んで良いのか、逡巡してしまっていたと思います。


左:富士スピードウェイの近くでついでに紅葉狩り(映り込んでいるのは弊所の大沢)

右:富士スピードウェイの近くに落ちてた航空自衛隊のF-1支援戦闘機(用廃機なのにとても綺麗)

行政書士法人メイガス国際法務事務所

東京本部:東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービルディング 南館17F

関西本部:大阪市中央区大手通1-4-1 日宝ニュー大手ビル 4F

support@magus-legal.com

TEL:03-4567-2734(総合受付

bottom of page