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  • 法務事務所でのITのお仕事

    弊所では、部内で利用するためのアプリ開発や、業務システムからGPT-4等のAIモデルを呼び出すためのAPI開発、スクレイピング機能の実装、部内データベースの構築運用などを自社のみで(外部委託なしで)実施しています。 今回は、弊所のIT系のお仕事にはどのようなものがあるのか、所長に聞いてきました。 職員「所内のIT関係のお仕事は、2人だけで担当されているんですか?」 所長「通常のIT法務はほぼ全員が対応できないといけませんが、高度なIT法務の相談や、純粋にIT関係の業務は、私とITエンジニア出身の職員Kの2名が担当しています」 職員「お二人はIT系に強いんですね」 所長「私は実は元々IT系で、法律業になる前、今みたいにディープラーニングモデルのAIが流行るより前ですが、遺伝的アルゴリズムなどを研究していたんです。大学で教えたりしていて、職業エンジニアになったことはないんですけれど。根っこはIT系ですね。最近でも非常勤講師として、日本工学院の高度専門士課程(※)でAI特別ゼミを担当したり、C++プログラミング授業の上級コースを担当しました。あとは資格予備校の非常勤講師として、情報処理技術者試験の講師をやることもありますね」 ※ 高度専門士とは文部科学省が認定した4年制の専門学校を卒業した者に授与される学位(称号)で、学士(大卒)と同じく大学院の受験資格が認められる。 大学で初学者向けのネットワーク解析(パケットキャプチャ)の実習授業を行う所長 職員「Kさんの方はどういったIT系のバックグラウンドがあるんですか?」 所長「職員Kは、情報学科出身のバックエンドエンジニアで、特許庁でシステム開発を担当したり、様々な AI リーガルテックサービスの設計・開発・実装を担当していました。使用言語は Python、C++、Java 等です。元々は私がKに、離散数学から、自然言語処理のためのマルコフ連鎖モデルまで色々と教えていたんですが、今ではすっかり追い抜かされて、もう私が足元にも及ばない立派なエンジニアになってくれました」 職員「所長とKさんは結構長い付き合いなんですね!」 所長「そうですねえ、もう10年以上になるのかな」 職員「所内では所長やKさんが作られた、様々なシステムが日々の業務を助けてくれますけれど、EAR早見システム(※)なんかは、一体どういう風に作るのですか?なんだか、英語とか数字とかが羅列されたようなコードを打ち込んで作るんですか?」 ※ EAR早見システムは、弊所で自社開発し、所内で利用している米国輸出管理規則の対応を支援する独自システム。SlackやTeamsなどの社内チャットから、APIで呼び出したAIモデルに対して話しかけ、輸出したい貨物の仕向先の国・地域と、輸出したい貨物のECCNナンバーを入力すれば(入力例:中国向けの2B006)、用意されたテーブルと照らし合わせ、規制理由等を考慮しながら輸出規制の対象となるか否かを回答してくれるもの(回答例:当該貨物を中国に輸出する場合、核不拡散と国家安全保障の観点から、事前に米国商務省産業安全保障局の許可が必要です)。 AIモデルを利用しているが、判断プロセスはハードロジック。入力された仕向地をファジーに解釈できるところにAIのメリットがある(つまり、中国向け、中華人民共和国宛、to PRC、Mainland Chinaなど、どのような記載方法でも理解してくれる)。100カ国以上の国名を羅列してプルダウンメニューから選ぶのは億劫なので自由入力とAIを用いたインターフェースが採用された。カントリーチャートの更新等はスクレイピングで情報を拾ってくる。 EAR早見システムの動作画面 所長「そうそう。EAR早見システムの実際のコードの一部をお見せしましょう。セキュリティの関係上、最新のものではありませんが」 自社開発の『EAR早見システム』のコードの一部。Pythonで開発された。 職員「このシステム、本当に便利ですよね!売らないんですか?」 所長「保守責任とか負いたくないので!でも、顧問先企業様でもこちらのシステムをそのまま移植して使用したいと仰って頂いているところもあります。そちらは、コードをすべて開示して、先方の情シスの承認を得た後に、本格的に移行とトレーニングを始める予定です。そういうご要望は実際、とても多いです」 職員「オーダーメイドで開発してほしいっていう相談はないですか?」 所長「ありますが、既存の他社製品を紹介しています。我々の能力を信頼して頂けるのはとても嬉しいですが、ベンダーじゃないですからできることに限界もあれば、組織としての得意不得意もありますから。あとは、自社開発を支援するために、先方の情シスの方に法規制を説明したり、どのようなテーブルを用意して主キーは何にすべき、更新情報はどのサイトからスクレイピングするべきとか、実務的なアドバイスを行うことはあります」 職員「本当に法務の枠を超えてIT系のお仕事をされてますね…。IT系の知識があると、やっぱりIT系企業の方から信頼してもらいやすいですか?」 所長「弊所の顧問先企業様には、ITディストリビューター、セキュリティベンダー、OS/RTOSベンダー、脆弱性診断・ペネトレーションテスト会社、システム開発会社、通信会社など、IT業界の会社様が多くいらっしゃいますので、やはり共通する前提知識を持っているとなると、クライアント様も安心して相談して頂けるのかなと思うことはあります。そういえば、IT専門商社の方から、『うちの営業よりうちの製品に詳しい…』と言われたときはなんだか面白かったですね(笑)」 職員「IT以外でもたまに言って頂けますよね(笑) IT系の企業様からはどういうご相談を頂くことが多いですか?」 所長「暗号の輸出規制に関する相談が一番多いですね。二番目は、SaaSやPaaS等を利用したソフトウェアの利用に関する外為法対応でしょうか」 職員「どちらもIT系の素養がないと、法律の知識だけでは対応が難しそうに聞こえますね」 所長「そうですね。我々はプロのITエンジニアを目指す必要はありませんが、開発したアプリがAPIで暗号ミドルウェアを呼び出して、ミドルウェアがSPIで暗号化サービスプロバイダを参照する場合に、どこまでが輸出規制で検討しないといけないのか相談されても、『APIってなに?ミドルウェアってなに?』という状態では危ないですから、最低限のリテラシーは必要になりますね」 職員「そうはいっても暗号は難しくて…(笑)」 所長「わかる(笑) 楕円曲線Diffie–Hellman暗号 ※とか、量子ストリーム暗号 ※とか、『もう勘弁してくれ!』って思ってます(笑)」 ※参考となるWikipediaや海上自衛隊幹部学校の論文のリンクを本文に貼っておきましたのでご興味のある方は是非。ややこしくて頭が割れそうになります。 職員「外為法以外の他の法令についてIT系の相談をされることはありますか?個人情報保護法とか、プライバシー関係の法律は聞かれるイメージがあります」 所長「個人情報保護法とか、GDPRとか、そういったプライバシー関係の法律もたまに相談されることがありますが、そちらは専門にしていらっしゃる弁護士の先生が多いので、そちらをご紹介することが多いです。逆に、電気通信事業法や電波法なんかは、BIG4の弁護士の先生から紹介を頂くこともあります」 職員「弊所が思ったよりITに強いんだなということを知れました!」 所長「まあ、これからじっくり所内教育を受けて、みんなで強くなっていかないといけないんですけどね!」 職員「がんばります😭」

  • 法務事務所での時計のお仕事⌚

    就活生の方にとっては意外かも知れませんが、弊所では時計に関するお仕事をすることがあります。 といっても、柱時計や目覚まし時計ではありません。弊所で対応するのは、腕時計(特にその中でもスマートウォッチ)と、原子時計です。 スマートウォッチの方はお仕事内容が想像しやすいかも知れません。電波法・技適といった法令・許認可が関係しますから。でも、原子時計は聞いたことがない人もいるかもしれませんね。原子時計は個人が使うものではありません。 時計の原理 そもそも、時計は正確に時を刻む装置のことですが、どうやって正確な時を刻めるのでしょうか?時計の正確さは、ざっくり言うと 「一定のリズムで振動するもの」を基準にして、その振動回数を数えることで作られます。機械式時計やクオーツ時計といった時計ごとの違いは、何を「リズムの基準」にしているかです。 昔ながらの機械式時計は、手巻きや自動巻きゼンマイの力で歯車を動かし、テンプという小さな振り子のような部品が一定周期で往復することをリズムの基準としています。 クオーツ時計は、水晶に電圧をかけると、一定のリズム(周波数)で水晶が振動する性質を利用して、リズムをとっています。そのため、電池が必要になります。多くの時計では、1秒を作るために扱いやすい 32,768Hz、つまり1秒間に32,768回振動する水晶が使われます。時計の中の電子回路がこの振動を数えて、32,768回振動したら1秒というように処理しています。 電波時計は、内部はクオーツ時計ですが、定期的に時刻を教える標準電波を受信して時刻を補正しています。日本では、福島県のおおたかどや山標準電波送信所と、佐賀県・福岡県境のはがね山標準電波送信所から標準電波が送信されています。つまり電波時計は、クオーツ時計と同様に水晶で時を刻んで、ときどき標準電波で答え合わせするという時計です。 そして、電波時計などが日本の正確な時刻(日本標準時:JST)を知るために受信している標準電波は、NICT(国立研究開発法人 情報通信研究機構)が送波している電波(長波)なのです。 標準電波で送られる時刻や周波数の情報は、日本の国家標準として非常に高い精度で保たれており、その基準には下の写真の「セシウム原子時計」や「水素メーザ」といった超高精度な時計が使われています。これらの時計の精度は、誤差が10兆分の1レベルという非常に小さなものです。また、人工衛星を使って他の国の標準時と比較・調整しており、国際的なズレもないようにされています。 時計の許認可? 弊所では、原子時計の該非判定(外為法では原子周波数標準器として原子時計が輸出規制の対象になっており、その安定度やルビジウム使用の有無等により、輸出許可の要否が異なります。この要否を判定する作業を、「該非判定」といいます。)など、原子時計に関する許認可対応を支援しています。 なお、電波時計以外に、インターネット上で使われるタイムサーバー、NTPサーバー(Network Time Protocolサーバー)でも、NICTが提供する正確な時刻情報が活用されています。NTPは、パソコンやサーバーなどのシステム時計を正確に保つための仕組みで、NICTの時刻サーバーにアクセスすることで、ネットワーク上の時刻を国の標準に合わせることができます。 こちらのタイムサーバも輸出入に関しても、弊所では該非判定などの対応をしております。 このように、私たちの身の回りの機器やネットワークが正確な時間で動くために、NICTが提供する標準時や標準電波が重要な役割を果たしていますが、その原理や装置の実物を拝見することは少ないため、業務で原子時計の該非判定をするときも、いまいちイメージがつきにくいのも正直なところです。 そのため、弊所では業務知識の獲得のために、NICTで原子時計の実物を見学したり、研究者の方から「ストロンチウム光格子時計」や「イオントラップ光時計」などの最新の時計についての原理や、それらを用いた「秒の再定義」の話など、様々な最新技術についてご説明を頂き、職員研修としています。

  • 部隊研修(航空開発実験集団司令部)

    今回は、航空自衛隊の航空開発実験集団司令部の部隊研修に参加した際のお話をします。 航空開発実験集団は、兵器体系研究の構想段階における基礎的運用研究、装備化段階における実用試験等、運用段階における技術的追認等を実施する防衛大臣直轄部隊で、今回お伺いした司令部は府中基地に所在しています。 平たく言うと、航空自衛隊で使用する航空機や装備品の開発をしている部隊です。 具体的には、例えばオーストラリア空軍の空中給油機が航空自衛隊の戦闘機に、問題なく給油できるか適合性試験を行ったり、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)との共同で無人航空機の試験をしたりと、航空自衛隊ならではの研究開発活動をされています。 航空開発実験集団は私の(勝手な)イメージに反して、民間に対して開放的な面も多く、研究開発シンポジウムや、無人航空機に関する産学官意見交換会を開催したり、ドローンサミットにブース出展したりと、産学官の関係深化に積極的な印象を受けました。 部隊研修の引率をご担当頂いた気象幹部(1等空尉・気象予報士)の方 府中基地の珍スポット「ペンギン広場」。府中基地を米軍が管理していた時代には、 自己犠牲を象徴するペリカン像が設置されていたが、なぜか(いつのまにか?) ペリカン像がペンギン像になってしまった。理由は基地で一番古参の隊員にもわからないとのこと。

  • 部隊研修(宇宙作戦群)

    今回は、航空自衛隊の宇宙作戦群の部隊研修に参加した際のお話をします。 宇宙作戦群は、航空自衛隊の宇宙状況把握等を任務とする、2022年に新編されたばかりの新しい防衛大臣直轄部隊です。 今回は宇宙作戦群本部の講堂で、宇宙作戦群の隊員の方から部隊の任務や現状、今後の展望についてお伺いすることができました。曰く、宇宙作戦群本部に部外者を入れることは珍しいらしく、貴重な機会を与えて頂けました。 宇宙作戦群は、人工衛星を攻撃するための人工衛星(キラー衛星等)やスペースデブリから我が国の人工衛星を守り、宇宙空間の安定的な利用を確保するために、宇宙を監視することを任務としています。具体的には、地上アンテナや宇宙空間に設置する光学望遠鏡などの各種装置を用いて、日本の人工衛星等を見守っています。 研修では、技術的な内容や任務だけでなく、宇宙に関する法令と宇宙作戦群の活動との関係など、法律面についての説明もして頂けました。 宇宙港、衛星通信事業者、宇宙関係の研究機関等がクライアントにいらっしゃる弊所としては、大変勉強になることばかりでした。 情報保全の観点から、宇宙作戦群に関するものは何も撮影できず、 部隊研修に参加した弊所職員が幹部用の制帽を被らせて頂いた記念写真しかありません。 そういえば、昼食に隊員食堂で頂いたキーマカレーも撮影可でした。とても美味しかったです。 普通の牛乳といちご牛乳を選べたので私達、研修参加者は喜んでいちご牛乳を選んだのですが、 隊員の方々はみんな普通の牛乳を飲んでいて、なんだか恥ずかしかったです。

  • 電気の法定特別教育を実施しました

    職員向けの所内教育として、電気取扱業務特別教育を実施しました。 本教育は、電気災害を防止し労働者の安全を確保するために、事業者が労働者に実施しないといけないと労働安全衛生法で定められている、安全衛生教育です。 「低圧」と「高圧・特別高圧」の2種類があります(高圧と特別高圧はまとめて行われます)。今回は低圧を実施しました。 低圧電気取扱特別教育の対象となる電圧は、直流で750V以下、交流で600V以下(※)です。これを超えるものは、高圧・特別高圧電気取扱業務特別教育を受けないといけません。 (※ 対地電圧50V以下や、弱電など、感電による危害が生じる恐れがないものは対象外。詳しくは法令を参照) 弊所では、電気用品安全法対応などで、数百~数千V程度の電気を使う業務があるため、低圧・高圧・特別高圧電気取扱業務特別教育を実施しています。 電気工事士や電気主任技術者の職員が講師となり、所内実施することもありますし、外部(日本電気協会、関東電気保安協会、労働安全衛生マネジメント協会)に職員を派遣して、受講してもらうこともあります。 左が外部(安全衛生マネジメント協会)で低圧の特別教育を受けた弊所職員の修了証(学科7時間+実技7時間)で、右が所内で低圧の特別教育を受けた弊所職員の修了証(学科7時間+実技1時間)です。 実技の時間は受講者の作業内容により変わります。1時間の実技の場合は作業内容が制限されます(※)。学科の内容は同じです。 (※ 実技7時間の場合は、充電電路の敷設・修理と、充電部分の露出した開閉器の操作を行えますが、実技1時間の場合は、充電部分の露出した開閉器の操作のみです) 弊所代表は、特別教育の所内実施のために、特別教育講師の養成研修等を受講しています 特別教育は、カリキュラム・時間割も法定されています。7時間の学科では、電気、電気設備、安全用具、関連法令、感電事故の事例などについて学び、弊所では事故事例を元に、原因と対策をグループワークで検討しました。 また、実技では、実物の検電器やテスター、絶縁手袋や絶縁シートなどの保護具等を用いて、活線作業や活線近接作業、感電防止の方法を実践的に学習しました。 今回実施した所内教育の様子 (弊所教育本部にて、講師1名、受講者2名で実施) 左:座学(7時間) 中:絶縁手袋の使用前点検(ピンホール等の有無確認) 右:低圧の実技で使用した機材 ここからは、今回の受講者の職員と、講師の職員にそれぞれ話を伺います。 質問者:感想はどうですか? 受講者:検電器とか実物を触って体験できるのが良かったです。 質問者:受講者のお二人は、もともと電気は苦手でしたか? 受講者:電気と磁気が関係していることも全然知らなかったです。 質問者:電気は苦手な人にとっては難しくなかったですか? 受講者:理系科目は不安でしたが、先生が私達のレベルをわかった上で、基礎から説明してくれたのでなんとか大丈夫でした。単相と三相の違いとか、なんとなくよくわからないままにしてたところもよくわかりました。あと、インドで盗電を仕事にしてる盗電師(※ 違法)の感電事例とか、電気の素人でも興味深く聞けるような小話がいっぱいで楽しかったです(笑) 質問者:今回の教育で色々と学んで、怖いなと思ったことはありますか? 受講者:感電したときの、個人の体調の差で生死が分かれることがあるのは驚きでした。 講師 :寝不足での作業は色んな意味で危ないですね。感電しやすくなるし、感電したら重症化するかもしれないし。 受講者:あと、意外と身近に感電で死亡する可能性があるのが怖いです。習った死亡事故の事例が意外とその辺でおきそうな話ばかりでしたし、家庭用のAC100Vでも全然死亡事故になるんだなって。 質問者:今回の教育で、仕事以外に普段の生活で役立ちそうな内容はありましたか? 受講者:自分の電化製品やコードの扱い方に危機感がなさすぎたとわかったので、今後は見直そうと思いました。あと、スイッチを押すと電気がつく仕組みのような基礎の基礎から、アース線の役割や、電線で発電所から家庭まで電気を届ける仕組みなど、身の回りにある電気の流れが知れたのも面白かったです。自宅の家具についてるアース線を見つけたときや、道を歩いていて電信柱の上の変圧器を見つけたときは、「これか!」と少しテンションが上がりました。 質問者:所内教育の実技と、外部教育の実技は違いますか? 講師 :実施団体にもよりますけど、実技は結構違います。電気工事がメインの会社と、電気設備保守がメインの会社ではやっぱり、実技の題材も変わりますよね。うちは電気試験がメインなので、外部教育団体での実技とはやはり異なります。 質問者:電気工事系の実技って、実際に工事したりするんですか? 講師 :外部教育で受講者として、電気工事がメインの実技を受けたことがありますが、延長コードを自作したりと、うちではやらない実技が多くて、それはそれで面白かったです。電気工事士資格がないとやっちゃダメですけどね。 今回講師を担当した職員が、外部教育に受講者として参加した際に自作した延長コード 質問者:この特別教育を受けると何ができるようになりますか? 講師 :今回は低圧なので、手持ちのピカチュウに業務として最大750Vまでの技を使わせることができます。10万ボルトを使うには、特別高圧電気取扱業務特別教育が必要です。

  • メイガスの七つ道具(二つは嘘)

    本日は就活生向けに、弊所の業務で必須の七つ道具を紹介しようと思います。しかし、いざ考えてみると7つも思いつきません。スマホとパソコンがあれば仕事の9割が回る気がしてきました。 ということで、今から紹介する7つ道具のうち、2つは嘘です。どれが嘘か考えつつ読んで欲しいです。 ① 刺身包丁 魚を捌いたら綺麗に研ぎます。 ② 徽章 特定行政書士徽章、行政書士徽章、行政書士補助者章の三種類の徽章があります。 日本行政書士会連合会が定める行政書士職務基本規則22条1項で、「行政書士は、職務を行うときは、行政書士徽章を常に着用しなければならない。」とされています。 左:特定行政書士徽章、中:行政書士徽章(東京)、右:行政書士徽章(大阪) 面白いのが、単位会によって若干色味が違うように見えることです。大阪の方がなんだか金ピカでゴージャスですね。特定行政書士徽章は少し大きいです。 左の特定行政書士徽章だけ分厚い。コインチョコ並み。 ③ 職印 行政書士法施行規則11条で、「行政書士は、日本行政書士会連合会の会則の定めるところにより、業務上使用する職印を定めなければならない。」とされていますので、すべての行政書士は職印を作成し、登録しています。法人としての職印と、個人としての職印があります。 ④ ステーショナリー メモ帳やボールペンなどの文房具は今でも必須です。弊所の性格上、自衛隊の文具をよく頂くので事務所に大量に、陸海空の自衛隊のロゴが入った様々な文房具があります。 73式大型トラック(多分)のミニカーみたいなやつはホッチキスです。 あと、あまり見かけない文房具として、シーリングスタンプがあります。弊所のロゴの入った封蝋を施して、外部協力者の方等に招待状・航空券等をお送りする際に使います。 実際のシーリングの使い方は、コラム『メイガスの秘書業務とは?』をご覧ください。 ⑤ 情報端末 工場、倉庫、港湾、船舶などの現場に伺うこともあるため、ハードユースに耐えられる堅牢なPCを採用しています。 ⑥ 作業服 試験時・作業時等に着るための作業服は、弊所のロゴが入っています。 ⑦ ヴィンテージ風の通信機器 古めかしい電話機・スピーカーです。 さて、皆様は7つ道具のうち、どの2つが嘘かわかりましたか? 正解は、皆様お気づきかと思いますが、②徽章と③職印です! ②徽章は、法令の定めに基づいて佩用してはいますが、では法令上の必要性以外に、実際これがないと実務に差し支えることがあるかといえば、ありません。道具というような使い方はしませんね。なので今回は七つ道具にいれないことにしました! ③職印は、法人として業務にあたるときは法人の職印を用いるため、個人事件でもやらない限り、各自の個人職印を使う出番はありません。なのでこちらも、今回は七つ道具にいれないことにしました! ちなみに、①刺身包丁は、接遇業務で必須です。  参考コラム:メイガスの接遇業務とは?  参考コラム:職員の休日の過ごし方① ⑦ヴィンデージ風の通信機器も勿論現役です。飾りじゃありません。左の蓄音機風のスピーカー、Bluetooth接続もできるんですよ! 以上がメイガスの七つ道具紹介です。 ①刺身包丁ほど頻繁に使わないので、惜しくも選外になった道具は、⑧ノコギリ(木工から拠点の草刈りまで幅広く活躍)と、⑨検電器でした! 低圧用検電器がこの写真の中に写ってます。どれかわかりますか?

  • 法務事務所での電気のお仕事

    弊所では、法務事務所にしては珍しく、電気用品安全法対応のための電気的安全性試験の実施など、電気に関するお仕事がたくさんありますので、それらをご紹介します。 まず、弊所での電気のお仕事の多くは、電気用品安全法(電安法・PSE)で求められている電気的試験のうち、①電安法8条1項に関する試験、②電安法8条2項に関する試験です。 ①では、絶縁抵抗試験や、消費電力試験、電源変動試験、妨害電力測定など、様々な試験が行われます。ケーブルに炎を近づけて難燃性を試験するような破壊検査も含まれます。 また、製品ごとに独自の試験・条件が要求されることがあります。例えばアイスクリームフリーザーの場合は、レモンシャーベットなどを作ったときに腐食しないように、「有機酸に対して容易に腐しょくしないこと」とされています。 他には、自動販売機の場合は、「殺菌灯を使用するものにあっては、とびらを開いた状態において、紫外線が直接外部に漏れないこと」や、電子レンジの場合は「とびらを開いたとき、発振管は発振を停止すること」など、各電気用品が満たすべき基準が定められています。製造者・輸入者は、製品がこれらの試験に合格したことを示すテストレポートなどを保管する必要があります。 ②では、製品によって試験は異なりますが、多くの製品では絶縁耐力試験、通電試験などが行われます。こちらは製造・輸入を行う全数に対して行います。こちらも、全数検査記録簿の保管義務があります。 ① 電安法8条1項に関する試験 PSEの対象となる電気用品は、「電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈について」(技術基準省令解釈)に基づき、基準が示されています。この技術基準省令解釈では、PSE対象のすべての電気用品について、別表第一~第十一で、我が国固有の基準が規定されています。 一部の電気用品については、国際規格であるIECを基にしつつ、日本特有の配電事情を考慮して基準を設けています。具体的には、日本では接地付きコンセントが普及していないことや、配電線の接地方式が異なること(日本はTT方式、欧米は主にTN方式)があります。また、日本では電源電圧が100Vと低い(中国は220V、欧州は220~230V等)ため、感電保護における要件が緩和されています。 これらの要因を踏まえ、デビエーション(国際基準との差異)を調整した基準が、技術基準省令解釈の別表第十二で規定されています。つまり、この基準はIEC基準とは異なるため、IEC基準に適合しているからといって、必ずしも別表第十二に適合するとは限りません。 弊所では、IEC基準や別表第十二基準、別表第八基準などに基づいて、クライアント様が製造・輸入する電気用品について、電気的安全性の試験や、プレテストを実施しています※。 ※ 登録検査機関ではないため、◇PSE製品の適合証明書発行はできません。 法8条1項試験やプレテストで用いる機材の一部 左上:絶縁抵抗計、右上:マルチテスター、左下:単相電力計、右下:オシロスコープ 8条1項試験を行うためには、弊所のテストラボへ実機をお送り頂くか、安定化電源等の機材一式を持ち込んで出張検査を行うことになります。 左:弊所の大阪ラボ試験スペースの一角(作業中のため雑然としています) 右:出張試験において、検査機器をセットアップしている様子 ② 電安法8条2項に関する試験 こちらは製造・輸入した全数に対して行う試験です。弊所が受託する場合は、弊所のテストラボへ実機をお送り頂くのが原則ですが、「大型冷蔵庫を500台ほど検査してほしくてラボに送っていいですか」などと問い合わせを受けた際は、「事務所の床が抜けるので勘弁して下さい…出張検査で倉庫でも工場でもお伺いしますので…」となりました。弊所の拠点が増床して国立競技場くらい広くなったら、何百台でも受け入れさせて頂きたく思います。 左の写真は、法8条2項試験を行うための絶縁耐力試験機です。現在1,490Vが出力されていて、60秒間経過していて、漏洩電流は2.60mAであると示されています。 右の写真は、法8条2項試験を出張で行うため、絶縁耐力試験機などの必要な機材を運搬する様子です。①の試験に比べて荷物が10分の1以下で済むので助かります。 ここからは、弊所代表の大沢と、行政書士の谷垣に電気用品安全法や弊所の電気業務について気になることを聞きました。 職員「PSEの対象品で、なにか面白いものはありますか?」 大沢「そうですねえ、電気パン切り機とか。。。?海外のスーパーのパン売り場ではよく見かけますけど、日本では一般人は見かけないですよね。パン屋さんとかにはあるのかも知れませんけど。あと、電気ソーセージ焼器とか、するめ加工機とか、ほうじ茶機とか、そういう単機能に特化した食品関係の電気用品が好きです。なんとなく面白みを感じるんですけど、誰かわかってくれないかな」 谷垣「わかりますよ!昆布加工機とかね(笑)」 大沢「好きだと思った(笑)」 職員「PSEって家庭で使う電気用品のみが対象というわけでもないですよね?」 大沢「違いますよ。ちなみに、PSEの対象製品には理容いすとか、ベルトコンベアもあります」 職員「それは確かに、家庭用ではありえなさそうですね!」 大沢「逆に、医療機器は電気用品安全法の対象から外れます。医療機器は医療機器等法(薬機法、旧薬事法)の対象になるので、電気的安全性も医療機器等法に基づき試験されます」 職員「PSE違反の商品ってお店で見かけたら気づきますか?」 大沢「すぐわかるものもありますよね。定格銘板に法定表示が書かれていないとか、アース線の色や太さがおかしいとか、コンセントが日本のPSEではなく米国のULにだけ対応しているとかは、ひと目でわかります。職業病か、実機を展示しているとわざわざ確認しちゃいますね。これは経産省の担当官の方も同じじゃないかなあ。ECサイトでもラベルを見てアウトじゃんって買う前に気づいたりします」 谷垣「あと最近はSNSでも、一般の方が『PSE違反のバッテリーを掴まされた!』と話題にしていたりしますよね。PSEマークとか輸入者名の不備とか、そういうラベル関係は一般の方でも見抜きやすいポイントだと思いますけれど、それにしてもPSEが消費者まで周知されてきているなと感じます」

  • 弱小事務所あるある

    行政書士法人メイガス国際法務事務所の大沢です。弊所は自他ともに認める弱小事務所ですから、たまに余計な恥をかき、たまにけちょんけちょんにされていますので、今回はコラムネタに昇華させて頂きます。 ① 海外拠点なんてない 顧問先企業様から「メイガスさんは中国事務所ありましたっけ?グループの中国法人と会議するので、メイガスさんの現法(現地法人)からも出席してもらえませんか?」などと言われたことがあります。うちのグループは海外現地法人なんて世界中どこにもないです。 中国事務所(広島)でも良ければいつか設立させて頂ければ…。 ② 福利厚生がしょぼい 顧問先企業様から「数百人でバス何台も借りて社員旅行いきました!意外と安くて、◯千万円で済みましたよ」とか、他士業の先生から「うちの事務所の保養所は、国内はベイコ◯トとエ◯シブで、海外はヒ◯トンのグラ◯ドバケ◯ションズです」とか聞くと、どうしてこうまで差がでてしまったのか!と思います。悔しい!悔しい!😡 こっちは潤沢な予算なんて無縁なので、リーガルライブラリーの利用料金も恐れながら慎重に契約したというのに(確か月額6千円くらい)。いいもん。リゾート会員権はないけど、みんなで仕事帰りに海ほたる寄ってスタバとか飲むし。 千葉の会社を訪問した帰りに海ほたるで休憩 ダイバーと海事代理士と潜水士の3人でいってきたので、みんな海が好き ③ 扱いは鴻毛より軽し この節では、受任前に購買部の方から値切り交渉をされてしまったり、他士業からは「あぁ行政書士か。どうせ非弁やってんでしょ(※)」などと蛇蝎の如く嫌われたり、事業会社からは「行政書士って今までただの代書屋さんだと思ってました!」と言われたりと、ボコボコにされてきた小話を書こうと思っていましたが、リクルートサイトのコラムに掲載するエピソードトークにしてはショッキングすぎるので、ボツになりました。うちは他士業の先生とお互いリスペクトを持ちつつ、飲みにいかせてもらえるくらい仲良くやってるので安心してください! ※非弁とは、弁護士や弁理士でないのに、弁護士や弁理士しかやってはいけないと法律で定められている業務を行うこと。もちろん違法。刑罰もあります。なお、行政書士の仕事って何?と気になった方は以下のコラムをご覧ください。  参考コラム:行政書士っていったいなに? ④ ボスも雑用係 私は自分で事務所を創業するまでは、先生業の事務所のボスなんてみんなもう、左うちわで自分がパソコンに触ることもなく、お昼前に重役出勤しては、「おう、今日の昼はうなぎの出前がええわ。夜は赤坂で芸者遊びじゃからのう。ウハハ」みたいな感じだろうと考えてましたが、それは大手事務所に限った話のようです。(注:BIG4でもそんなことないです) しかし、実際はうちみたいな弱小事務所では、所長は誰より長く、誰より難しい仕事しなければならないのでした。かといって人手不足も慢性ですから、簡単な仕事をやりたくないとも言えず、所長だろうがレターパックを自分で買いにいくこともよくあります。 その旨を顧問税理士の先生に相談したら「レターパックはネットでまとめて買うと便利ですよ」と教えてくれました。なんとなく通販で買えないと思い込んでいたので助かりました。 「そんなもん、小姓にでも買いにいかせるんですよ!わはは!」とか言われたらどうしようと思っていましたが、聞いてみて良かったです。 ただ、忙しさに関しては、大手事務所のパートナーだからってゆったり構えているわけではないのだとわかりました。 お仕事でよくご連絡を頂く四大法律事務所のパートナー弁護士の方から、弊所の許認可業務に関するお問い合わせがあった際、私が深夜1時にメールの返信をすれば深夜2時にはお返事があり、私が同日の深夜3時に返せば朝6時には再返信があるのです。 そこまで上り詰めてもそんなに働くのか…!と衝撃と感銘を受けました。こんなコラム書いてないで自分も頑張ります。

  • 行政書士の独立開業vs事務所勤務

    行政書士のキャリアとしては、独立開業か事務所勤務を選ぶことができます。今回は独立開業と事務所勤務の比較について、弊所代表の大沢に話を聞いてみました。 職員:独立開業と事務所勤務ってどっちがおすすめですか? 大沢:身も蓋もないですが、どちらかがおすすめとかはなく、人によって向き不向きや好みがあるので、どっちがいいかは人によります。 仕事以外のライフイベントでたくさんやるべきことがあるなら大規模な行政書士法人勤務がいいでしょうし、仕事に打ち込みたいとか専門性を磨きたいならブティック系の事務所が良いかも知れませんし、完全に自分だけのペースや自分の責任で仕事したいなら独立開業がいいでしょうし、人の数だけ正解があるのではないでしょうか。 職員:行政書士って、独立開業してお客さん来るんですか? 大沢:そこは行政書士としての実務能力じゃなくて、個人事業主としての経営能力次第ですね。まあ、行政書士に限らず、自営業はどんな業種でもそういうものだと思いますよ。画家でもパティシエでも歯科医でも。良くも悪くも。 職員:使用人行政書士※のメリットはなんでしょうか?やっぱりお給料が安定してもらえるとか、自分で経営責任とらなくていいとか、自分でお客さんを捕まえなくて良さそうとかは思いつくんですけれど…。 ※ 独立開業せず、行政書士事務所や行政書士法人に雇用されて勤務する行政書士のこと 大沢:あとは、必要な専門書があれば事務所が買ってくれるとか、高額なリーガルテックのサービスも事務所が契約してくれるとかも大事なポイントかも。これ自己負担だと馬鹿にならない値段しますから。うちでも米国の経済制裁の専門書をアメリカの本屋さんから取り寄せたりするんですが、一冊5万円とか平気でしますからね。 職員:それは独立開業だとめっちゃきついですね! 大沢:顧問先企業様からITAR(国際武器取引規則)と経済制裁のご相談を頂いた際に、勉強のために買おうと思ったらすごい値段だったので、別に経費を請求するわけでもないのにカウンターパートの方に見せて、「見てくださいこれ!めっちゃ高いんですよ!これ御社のために今買って勉強しますからね!」とめちゃくちゃ恩着せがましいアピールをしてしまいました。「高っ!」という驚きを共有したくて。 職員:カウンターパートの方と仲良いですよねほんと(笑) 大沢:カウンターパートの皆様が優しいおかげです(笑)。さて、事務所勤務のメリットに話を戻しますと、お金の問題も重要ですが、事務所の先輩とかから仕事を教われるということが一番大事だと思います。独立開業だとなかなか相談する相手もいないですしね。 東京都行政書士会も、行政書士のための業務相談とかやってくれていますけど、それも日々の仕事を手取り足取り教えてくれるわけじゃないですから、やっぱり事務所勤務で修行するというのは、将来的に独立したい人も経験した方が良いと思います。過誤防止のためにも。 あと、直接的な業務のことだけじゃなくて、PCスキルとか、英会話とかも教えてくれるファームはとてもいいですよね。 職員:結構どの事務所もちゃんと教育してくれるものですか? 大沢:まあ、そこは事務所によりますね。「何も教えないが絶対に何も間違えるな」っていうスタンスの、硬派というか古風というか、そういうスタイルの事務所もあります(笑)。教育に力をいれてる私が言うとポジショントークになってしまいますが、新人の方は即独より、やっぱりちゃんと教育体系が整っていて、面倒見が良い人が教えてくれる事務所を選ぶと安心できることが多いでしょうね。各自の事情でそれを選べないこともあるでしょうけれど。 職員:独立開業の場合は、制限がなさそうというか、組織じゃないから自由が多そうだと思いますがどうですか? 大沢:そうですね。平成30年のメイガス独立開業当初の、私しかいない個人事務所の頃は本当に自由でした!自宅でごろごろ寝っ転がりながら起案したり、海外の法令を日本語訳して解説を書くような、クライアント様の情報を扱わない仕事はお気に入りの海沿いのカフェでやったり、思いつきでふらっと一ヶ月ほど外国のリゾートにいって、ホテルの部屋からWeb会議にでたり、仕事さえやればそれ以外は本当に自由な時代でした。楽しかったなあ。今はもうそんなことできないですね。 職員:それなのにどうして人を雇って組織にしようと思ったんですが? 大沢:自由は楽しいですけれど、私一人が体調不良とか交通事故とかで倒れたら、すぐサービスが提供できなくなってクライアント様に大きなご迷惑をおかけするかも知れない状況が嫌だったんです。私を信頼してご依頼をくださっているクライアント様やカウンターパートの方の期待を裏切りたくないから、私に何かあっても安定的にサービス提供を継続できる組織を目指しました。 職員:行政書士法人の弊所がリクルートサイトでこのコラム記事を掲載するということは、やっぱり、うちとしては、メイガスでの事務所勤務がおすすめですか? 大沢:いやー、うちみたいな弱小事務所に入るのもそれはそれで心配というか…😅。 仕事は難しくて責任は重いし、職員数が少ないから皆忙しいし、年商10億円以上の中堅・大手ファームとかと違って予算も潤沢じゃないし…。状況を改善しようと頑張ってはいるのですが、まだ歴史の浅い企業で道の途中なので…、現状では「教育はめっちゃ充実してます!あと安全保障などのめちゃくちゃレアなお仕事ができます!」くらいしか推しポイントがないんです。 職員:めちゃくちゃマイナスポイント言いますね!?リクルートコラムに書いていいんですか? 大沢:実態を隠して採用後にミスマッチする方が困るので…。それにマイナスポイントが多いからこそ、こんな事務所なのに喜んで働いてくれている今の職員や、大規模事務所ではなくあえて弊所への応募を真剣に考えて頂ける方には、心から感謝しています。 職員:うちの場合は、全員が最初から開業志望ではなく事務所勤務希望だったんですか? 大沢:いや、どっちでもないです。うちで働いてくれている職員は全員、そもそも行政書士なんてよく知らないけど、うちの仕事が珍しくて面白そうと思ってくれて、うちで働きたいと言ってくれています。なので、採用後に所内教育を受けて行政書士試験に合格して、そのまま継続勤務するキャリアの人しか今のところいません。 ただ、合格者・有資格者の方の採用実績はいまのところありませんが、合格者・有資格者の応募を排除しているわけでは勿論ありません。他の行政書士事務所と比較して、わざわざうちに入りたいと思って頂けるなら、それは嬉しいことです。 職員:ちなみに、一旦別の行政書士事務所で勤務してから、そこを辞めてメイガスに移籍して来るキャリアはありですか? 大沢:全然ありです。人生も相性も色々ありますからね。

  • 中堅職員から見たメイガス(仕事内容について)

    今回は弊所の中堅職員である谷垣に、弊所での仕事についてインタビューしてきました。 今回インタビューした中堅職員の谷垣(勤続6年) 職員 メイガスへの入職前と入職後で、何か違いはありましたか? 谷垣 最初に思い浮かぶことは日々の国際政治や社会情勢などのニュースが、直接自分に関係するようになったことです。 例えば、2019年の韓国のホワイト国の除外や、2022年のロシアによるウクライナへの侵略です。報道でも大きく取り上げられていましたので、皆さんも記憶にあるのではないでしょうか。 韓国がホワイト国※から除外された際には、韓国系のクライアント様のオフィスに訪問し、法的にどのような効果が生じるのか説明を行いました。この頃、私は入職したてでしたので、上司が横で説明しているのをただ聞いているだけでしたが、ちょっとニュースを身近に感じた瞬間でした。 (※ ホワイト国とは、外為法に基づく輸出管理において優遇される国。2023年に韓国はホワイト国に復帰しました。) 次に、2022年のロシアによるウクライナへの侵略※ですが、これは今でも私の仕事に直結しています。具体的にはクライアント様の行う取引が、日本政府の行っている対露制裁に抵触しないか確認することです。 (※ 2014年の侵略時も制裁は発動されましたが、2022年以降の制裁の方が格段に複雑かつ膨大です。) 職員 対露制裁対応に従事した感想は? 谷垣 全地域向けの輸出規制と異なり、対露制裁は動きが早く複雑で、何より責任を強く感じます。 仮に自分が誤った判定を行い、本来であれば規制を受け輸出できない製品を、規制を受けないものであるとしてクライアント様に誤った意見表明をすれば、法に反して侵略国たるロシアを利することに繋がりかねません。 反対に、本来規制を受けないにもかかわらず、規制を受けると意見表明すれば、善良な民間事業者の商機を奪うことになりかねません。 また、上述のとおり対露制裁は動きが早く、制裁対応のためのガイダンスなども発行されていません。なので、条文や通達のみをもって対応することになりますが、それらだけではどうしても判断に迷う場面もあり、経済産業省のロシア審査班にはよく電話で照会を行いました。戦局に合わせて制裁を課すことに意味があるのだろうから、経産省の官僚の方々もとても大変だろうと思います。 さらに、対露制裁ではどのHSコードに分類されるかという点が大きな意味を持ち、HSコードの分類を誤れば対露制裁の誤判定に繋がります。そのため税関には実際に何度も足を運び、打合せを行いました。 ただ、そのような重責を感じる仕事だからこそ、無事にそれぞれの案件が完了した際には達成感や楽しさも感じます。 しかし、難しい案件を楽しんでいられるのもボス(弊所代表の大沢)がいるときだけですよ。 職員 と言いますと? 谷垣 ある時、いきなりボスから一人で会議に出るよう指示されました。その会議の内容は、日本と友好的でない某戦時下の国が行っている、当該国の首相肝いりのプロジェクトに、弊所のクライアント様が参加を検討しているが、どのような懸念があるか?というものでした。 私は下調べの通り、米国財務省外国資産管理室の課しているOFAC制裁に抵触する可能性があるということを淡々と説明していました。この時点でなかなか物々しく重い案件でしたので、私は欠席したボスを恨んでいました。 するとそこで先方が唐突に「先生、実はこの取引、数百億円がかかった大プロジェクトでして…。」と仰るのです。 内心はもう、(え~!それ先に教えてくださいよ~!結論の伝え方とか温度感とか、全然ニュアンスを配慮してなかったよ~!)と冷や汗です。事前情報ではそこまで金額の大きそうな感じでは無かったこともあり、大変驚きました。 ただ、当たり前ですが金額によって弊所からの回答内容が変わる訳ではありません。でも先方はプロジェクトへの参加について肯定的な意見を暗に求めてきます。そのため、しっかりと寄り添い前向きな検討をした上で、それでもどうしてもダメだとか、こういうリスクが排除しきれないのでビジネスで判断して欲しいとか、伝え方を工夫する必要があります。 「どれだけ事業者がやりたがってても、ダメなもんはダメですよ。ハイ終わり」と突き放してはいけないわけです。私はそういう配慮をしてクライアント様に寄り添おうとしても、なかなか自分で至らないなと思う所があるので、あの時はボスがいなくてとても心細かったです。ボスがいればどんな気まずい難局でも対処してくれるんですがね。 別件ですが、数百億円を超えるM&A案件の緊迫した会議で、セルサイドとバイサイドの関係者から、回答内容によっては案件が壊れるかもしれないような際どい意見を求められても、ボスは間違ったことはもちろん言わず、どちらから恨まれるようなことも言わず、批判的な厳しい評価をせざるを得ないときは、「ここからは私見ですが/あくまで一つの提案ですが」と断った上で、その場の誰もが納得できるような建設的で現実的な対応策も提示するなど、誰からも恨まれずに、その場を前向きで協調的な雰囲気にまとめてしまいます。そういう法的知識以外の面も求められる難しい会議を、うちのボスは難なくこなしてきます。あれは本当にすごいと思います。 職員 ボス、鋼のメンタルですね(笑) 職員 先程、税関によく足を運んだと言っていましたが、官僚の方と仲良くなったり、覚えられたりすることはあるのですか? 谷垣 あります!とあるクライアント様に「南極向けの輸出はどの国向けとして扱えばいいの?」と聞かれました。(南極!?昭和基地向けなら在外公館と同じ扱いで日本…?それとも南極条約では南極ではどの国の領土でもないとされてたはずだから、公海と同じく海外扱い…?)とわからず、経済産業省の担当課に電話しました。 私が名乗ると、担当官がどうやらこちらのことを知っているような反応を示されたので、「以前もお世話になりましたかね」と伺うと「前にもすごく難しいことを聞いてきましたよね」と煙たそうに返されました。なので、印象はともかくとして、覚えられることはあります(笑)。 ちなみに、後日「宇宙に貨物を持ち出したいんですけれど…」と同じ方に問い合わせると「今度は宇宙ですか!」と苦笑されました。 職員 クライアント様とはどうですか? 谷垣 クライアント様とは本当に仲良くなれたり、信頼して頂いているとはっきり感じることが多いです。 例えば今年は、普段あまりご相談頂く機会の少ない顧問先のカウンターパートの方から、その会社の主力商品の販売を継続できないかも知れないとメールを頂きました。大変な事態ですので、私はすぐにカウンターパートの方に電話しました。 1時間ほど緊急対応として可能な限り助言し、無事に問題はクリアになりました。電話を終える頃には先方もすっかり安心され、最後には「これからも継続して顧問契約お願いします」と仰っていただき、こちらも嬉しかったです。 また、海洋調査などを行うクライアント様から夜間に連絡が入り、政府の依頼で緊急出航する必要が生じたが、輸出管理の対応が完了していないので明朝までに完了させてほしいとの緊急のご依頼を頂いたことがありました。 通常であれば数営業日は必要な作業でしたが、札幌出張中のボスも夜通しサポートしてくれました。また、カウンターパートの方とも深夜に何度も打ち合わせし、何とか依頼を完了させ、明け方には成果物をクライアント様にお送りできました。するとすぐにカウンターパートの方からお電話がかかってきて「先生がお休みになる前にお礼をお伝えしたくて…。」と、とても感謝されました。それからは(少なくとも私自身は)ちょっと仲良くなれたかなと感じています。 職員 翌朝までに終わらせるって、大変な仕事ですね!他に記憶に残るような大変な仕事はありましたか? 谷垣 とっつきにくさで言えば、この前、タイの電波法に関する例外規定の問い合わせがありましたね。 職員 そんな仕事もあるんですか!?どう対応したのですか? 谷垣 たまにあります(笑)私はさっぱりわからず困ってしまいましたのでボスに助けを求めました。すると、30分もしないうちにもうボスからクライアント様にメールを返信していました。その返信内容を見ると、20年以上も前の、タイの王室官報までチェックした上で回答していました。ボスは「DeepLはタイ語に対応していないんだよね~」と軽く言っていました。(じゃあどうやって読めたと?) 職員 ボスさすがです(笑)でも、ボスが巻き取ってくれるならどんな無茶なご依頼があっても安心ですね。 谷垣 もちろん最初から頼りっきりではいけませんが、どうにもならないときはボスが助けてくれるという安心感はやっぱり強いです。 職員 最後に、入職した頃のメイガスと、今のメイガスを比べてみて、どういうところが違いますか? 谷垣 執務環境も全然違いますし、ご依頼頂く案件も考えられないくらい複雑になって、難しくなって、規模感も大きくなりました。また、昔は役員車はおろか、物資運搬に使う業務車も一台もなく、いつか中古でもいいから社用車がほしいですね、なんて言ってました。 また、こちらのコラム(行政書士の独立開業vs事務所勤務)でも触れられていますが、昔は結構自由でした。 さすがに私が入ってからはボスがふらっと一か月旅行に出かけることはありませんでしたが、それでも平日に二人で仙台まで牡蠣を食べに行ったり(この牡蠣でボスは当たりました)、新潟までカニを食べに行ったり(ここで出てきたカニ汁が最高でした)、名古屋まで名古屋飯を食べに行ったり本当に自由で楽しい日々でした。今はとてもそんなことする時間がありません。 でも今は多くの顧問先の皆様に支えて頂いており、日々様々なご相談を頂くことで、大変ではあるもののとても勉強になります。

  • 所内教育紹介(車両操縦)

    弊所では人員輸送や資機材輸送など、業務で自動車を運転する機会が多いのですが、弊所に入所してから初めて運転免許を取得する職員や、運転免許を持ってはいるものの、全然運転をしたことがないペーパードライバーの職員もいますから、そのような初心運転者に対して、車両操縦、すなわち自動車の運転の教育を実施しています。 特に人員輸送においては、役員や、顧問先企業の方、外部協力者の方などに乗車頂くことが多いため、交通安全に配慮するのはもちろん、スムーズな運転操作や異常時の危険回避が特に重要となります。 また、弊所では複数の車種が存在するため、それぞれの車種ごとの車両感覚を掴み、操縦特性に慣熟するための練習も実施しています。  参考コラム:メイガスの運転業務とは? 車両感覚を掴めないと大きな車は車庫入れが大変 今回は、弊所の運転教育として、①自動車の限界を知る練習と、②実際に使用している車両での慣熟練習をご紹介します。 ①自動車の限界を知る練習 弊所では、主に初心運転者を対象に、富士スピードウェイのサーキットコースを利用して、車の限界を安全に体感する操縦教育を受講させています。具体的には、高速フルブレーキングや凍結路面でのスリップを体験します。 この教育では、教育受講者が操縦する車両を、トヨタ交通安全センターの指導員が先導車で誘導しながら、無線で指導・指示してくれます。 また、初心運転者が安心して操縦できるように運転経験豊富な弊所職員が同乗します。 左:トヨタ交通安全センター 中:教育で使用させて頂く富士スピードウェイのショートサーキット 右:役員車を持ち込むことも 教育内容は以下のようなものがあります。 ・低ミュー路 約500メートルの雪道のように滑りやすいコースを何度も回って、運転技術を磨きます。走行中には突然、前方に障害物として噴水が現れます。この状況で、素早く障害物(噴水)との衝突を避け、避けた後もスピンしないように練習します。 また、凍結した路面を想定した非常に滑りやすい路面では、急ブレーキ時のスリップを体験し、適切なハンドル操作を練習します。この中で、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)やVCS(車両安定制御システム)の効果とその限界を確認します。 ・高速フルブレーキング 高速道路での緊急ブレーキを想定して、時速100kmの高速走行からのフルブレーキングを体験します。素早いブレーキ操作とABSの正しい使い方を学びます。また、危険を認知してからの空走距離を確認し、緊急時の運転行動をチェックしてもらいます。 以上の他にも、バンク角の高い道路(なんと35度!)での操縦体験や、飲酒運転の危険性の体験など、様々な内容の教育が行われます。 また、操縦者の反射神経のテストなども行うことができます。 やっぱり若い職員ほど反射神経が良い ② 実際に弊所で使用している車両の慣熟練習 弊所では人員輸送用の役員車として、トヨタ・センチュリー、ベンツ・CLS、BMW・グランクーペの3車種を使用しています。これらは、弊所役員や外部の方を送迎する際に使用します。 また、物資輸送用の業務車として、ボルボ・Vシリーズ、スバル・レガシィ、トヨタ・シエンタ等を使用しています。これらは荷物を積み込みやすいため、電気用品安全法の試験機材等の輸送や、弊所拠点間のちょっとした物資・什器等の輸送に用います。また、日々の業務のために役所へ出向く際などにも使用します。 弊所では物資輸送より人員輸送の機会が多いので、運転練習も役員車メインで行います。 左:操縦者から見て死角にいる歩行者の確認 右:車庫入れの練習 弊所の運転教育では、実際の役員車を用いて慣熟練習を行います。 上記左側の写真は、死角の確認をしています。運転席から見えるのはどこまでで、どこは見えないのか。クルマ­の周囲を歩行者が移動したり、パイロンを置いたりして、前後左右の役員車の死角を確認します。 上記右側の写真は、駐車場において、すべての空きマスに他車が駐車している想定で、白線を踏まずに車庫入れをする練習をしています。こちらも、初心者には難しい内容です。全長が長く、車幅が広く、視界の悪いクーペタイプの車でのバック駐車は、初心者は特に緊張してしまうかもしれません。 これらの他にも、狭い袋小路に入ってしまったときになんとか転回して脱出するための、車の周りにパイロンを並べてぶつけずに何度も小刻みに切り返す練習や、ホテルやオフィスビルの車寄せにぴったり止める練習など、自動車教習所ではやらないような練習を初心者に対して行っています。 職員:富士スピードウェイでの講習、楽しそうですね! 大沢:あんまり面白がるのも良くないかも知れませんが、正直とても楽しいです(笑) 職員:怖くはなかったですか? 大沢:初心運転者は怖がりますね!実際、年間2~3万キロ運転する私も、多少緊張しながら取り組みました。 高速フルブレーキングの練習では、トヨタ交通安全センターの指導員の方から、ブレーキペダルを折るような勢いで踏み抜くよう指示されましたが、時速100kmで濡れた路面を走っている状況でなかなかブレーキ踏み抜くというか、最初から最後まで踏み切って良いものか、なんとなく抵抗があったんです。でも実際やってみると案外問題ないというか、ちゃんと踏み切ったほうが良いんだなということを体験できたのがよかったです。いざ現実の高速道路でフルブレーキを踏むべき状況に陥ったときに、この高速フルブレーキングの経験がないと、本当にフルブレーキしていいものか、どれくらい強くブレーキを踏んで良いのか、逡巡してしまっていたと思います。 左:富士スピードウェイの近くでついでに紅葉狩り(映り込んでいるのは弊所の大沢) 右:富士スピードウェイの近くに落ちてた航空自衛隊のF-1支援戦闘機(用廃機なのにとても綺麗)

  • 職員の休日の過ごし方②

    職員の休日の過ごし方①の続きのコラム記事です。 今回はメイガス国際法務事務所のリクルート用のコラムとして、職員の水澤とYの2名に、休日の過ごし方や趣味などを聞きました。 職員「まず、水澤さんはお休みの日はどのように過ごしていますか?」 水澤「多趣味なのでいろいろなことをしています。お手軽なものですと、紅茶を淹れたり陶芸をしたりしていますね」 大沢(陶芸ってお手軽か?) 職員「紅茶はよく事務所でも淹れてくれていますよね!」 水澤「紅茶専門店のキッチンで働いていたことがあり、本格的な紅茶の淹れ方を習得しているので味には自信がありますね(笑) いつも先生方が喜んでくださるのでうれしいです」 職員「陶芸では最近は何を作ったのですか?」 水澤「壺を作りました。陶芸は多くの人のイメージにもある電動でまわるろくろと、すべて手で作成する手びねりというやり方のふたつがありますが、今回は手びねりで作りました。釉薬の色もきれいに出たので気に入っています」 水澤お手製の手びねりの壺 谷垣「出来上がった作品が気に入らなかったとき『こんなものいらない!』と本当に割ったりするの?」 水澤「私は割らないですけど、素焼き後(1回目の焼きのことで、通常この後釉薬を付けて本焼きして完成です)に作品を本当にハンマーで叩き割っている人は見たことあります」 大沢「グルジアワインは陶器のボトルで有名だけど、あれは作るの難しい?」 水澤「難しいどころではないですね!おそらく電動ろくろで成形し、削りで模様を付けていると思うのですが、電動ろくろでも作るのは人の手なので、厚みの調整や容量の調整が必要な点を考えたら、相当な技術がないと難しいですね」 職員「ほかにも趣味はありますか?」 水澤「ここ数年は夜パフェにハマっています。もともと甘いものが好きでカフェ巡りも良くするのですが、夜パフェがいちばん満足度と幸福度が高いので特別なときの楽しみとしてたまに行きます」 大沢「夜パフェって昼に食べるのと何が違うの?」 水澤「夜にしか営業していないパフェ専門店が夜パフェで、普通のカフェでもお昼に食べられるパフェはもちろんあるんですけど、昼パフェはあくまでカフェのメニューのひとつとしてあるだけで、種類が多くなかったり、そもそもパフェを扱っているお店を見つけるのが難しかったりします。なのでパフェを目指して行く場合は夜パフェですね!夜パフェはもともと札幌で飲みの後にシメとしてパフェが食べられるようになって、その文化が最近首都圏にまで広がってきたって感じです」 職員「へー!そんな文化があるなんて知らなかったです!パフェってコーンフレークとかのイメージなんですけど、夜パフェはどんな感じなんですか?」 水澤「私がよく行くお店はパフェ専門店なので、見た目もすごくかわいくて、味も一層ごとにこだわって作られているんですよ!季節によってフルーツごとにパフェも変わりますし、レモン味のメレンゲクッキーやムース、バラジュレなどがおいしかった記憶があります。コーンフレークはあんまり入ってないかもです」 職員「どんな人が食べに来るんですか?」 水澤「女性やカップル、旅行客が多かった印象です。おひとりで来られている方もよく見ましたよ」 職員「カフェっていうよりおしゃれなバーっぽいですね」 水澤「実際、バー巡りも趣味になりつつあります」 職員「注文はどのようにするのですか?バーってメニューなくて難しかったりしそう」 水澤「私が行ったところは基本的にメニュー表があるところなので、そのメニューに記載されているカクテルで気になるものを注文する感じです。味の特徴や度数なども書いている場合が多いので、バー初心者でも怖がらず注文できます」 職員「どうやって行くお店は見つけているのですか?」 水澤「私はバーに限らず食べ物は見た目で選ぶ派なのでSNSでかわいいところを探して行くことが多いです。住所非公開で予約した人にだけ住所を教えてくれるバーもあったので、SNSで探すのも結構おもしろいですよ。まだまだもっと開拓していきたいです」 職員「では、Yさんの休日はどうですか?」 Y「休日は海へスキューバダイビングに出かけることがあります。家では相撲を見て過ごしていることも多いです」 職員「スキューバダイビングと相撲!?ではまずダイビングから、はじめて海に潜った時は感動しましたか?」 Y「もちろんです!魚と一緒に泳いだときは特に!でも、人に依るとは思うのですけれど、はじめて潜った時に私は少し怖いなとも思いました。一回のダイブでだいたい30~40分間潜ります。ボンベを背負って潜るので呼吸はできるのですが水の中で呼吸できることが不思議で最初は違和感がありました。下手くそだからっていう理由もあると思うのですけれど、ちょっと息苦しいなって。あのときに人間は陸上で生きる生き物なのだと痛感しました(笑)」 職員「少し意外な感想です。最初は綺麗だなって楽しむ余裕はなかったんですね」 Y「私の場合は5ダイブ目でようやく『海って広い!』、水底から波打つ水面を見上げて『キレイ!!』と心の底から思える余裕ができました」 職員「水に慣れる事も大事なんですね。海って季節によって透明度とかが違うイメージがあるんですけれど実際はどうですか?」 Y「確かに違うと思います。春や夏は日照時間が長いので植物プランクトンが多く発生します。そのため水が白く濁ったようになりますが、植物プランクトンを求める魚たちで海は賑わいます。でも冬はその逆です。日照時間が短いので植物プランクトンが減り、透き通るような海になります。冬の海に春や夏のような賑わいは無くなりますが、視界のよい美しい海が楽しめます」 職員「Yさんの行く海ではどんな生き物が見られるのですか?」 Y「平均深度は10メートルくらいなのですが、ウツボやハゼ、トラフナマコ、ソラスズメダイ、ニザダイ、ホンソメワケベラ、ヒラタエイ、カエルアンコウ、タコノマクラ、、、この他にも色んな生き物が見られます。私は伊豆の海で潜る事が多いのですが9月にはカンパチや季節来遊魚にも会えました」 静岡県伊東市富戸の海中(水温25℃、透視度6~8m) あと磯のカニ 職員「季節来遊魚って南の方から流されてくる魚のことですよね?」 Y「そうです!台風の後だったこともあってか、伊豆の海でミツボシクロスズメダイや数匹の黄色くて小さい季節来遊魚に遭遇しました。季節来遊魚はもともと南の島や沖縄の方の温かい海に生息しているのですが、台風の影響を受けたり黒潮に乗ってしまうと伊豆の海まで流されてしまうそうです。彼らはもうお家には帰れないのです。かわいそう」 大沢「そうだったんだ!季節来遊魚って帰宅できるのかと勝手に思ってた!かわいそう」 Y「あとは9月にアオリイカにも会いました。あのイカたちは近い将来、(魚釣りと魚料理が趣味の)谷垣先生に釣られるんだろうなあと思いながら教育本部で再会することを誓いました」 職員「では相撲の方はどういうきっかけでハマったんですか?」 Y「もともと相撲には全く興味がなかったのですが、大学で相撲部の方と友人になったことをきっかけに相撲に興味を持つようになりました。実は前の五月場所の時に相撲を見に行きたいと思ってチケットを取ろうとしたのですが、既に完売していて行けませんでした。申し込みが始まってから日が経っていないうちの出来事だったので相撲の人気ぶりに驚きました」 職員「相撲のどんなところが魅力的ですか?」 Y「相撲は日本の文化でもあり、スポーツでもあるところではないでしょうか。もともと相撲は豊作物の収穫を占う祭りの儀式なので、稽古場には神棚があったり、靖国神社など境内に相撲場があることもあります。大相撲では取り組み前に塩をまいて邪気を払うなど文化としての一面は切っても切り離せません。一方ではスポーツとして相撲を楽しむこともできます。最近私が特に気になっている力士は二子山部屋の三田(三田大生)さんです」 職員「推している相撲部屋はありますか?」 Y「私は二子山部屋の力士たちを特に応援しています。現在前頭の狼雅関や十両の生田目関、幕下以下の力士たちもみんな応援しています!二子山部屋は「二子山部屋sumo food」というYouTubeチャンネルを開設していて、お家からでも楽しむことができます。このチャンネルでは元大関・雅山が親方である二子山部屋の力士たちによる稽古の様子が見られるだけではなく、モーニング・ルーティンや、ちゃんこの時間など力士の日常生活を覗くことができるので、とてもおすすめです! 大沢「両国の方のクライアント様を訪問したときに偶然力士を見かけました。誰かわかると楽しそうですね」 Y「たまに電車で力士をお見かけするときは、ついじっと見てしまいます(笑)どの力士も素敵ですが、強くて真剣に稽古に励む力士は特にかっこいいなあと思います。 あと、私はYoutubeチャンネルのおかげで二子山部屋の力士たちの四股名と顔が一致するようになったので、場所が始まるとネットで彼らの勝ち星を毎日確認したり、場所での取り組みを視聴して楽しんでいます。大きな体の力士たちと親方が飲食店に入り、沢山の料理を注文して平らげていく様子や真剣に稽古に取り組む力士たちは私にとって非日常の光景です」 職員「最後に、他の職員の趣味で気になったもの、やってみたいことはありますか?本当にみんな個性的でしたね…!」 水澤「大沢先生の料理ですね。私自身まったく普段料理をしないですし、するとしても電子レンジで作るパスタくらいなので本格的な料理スキルを身に着けたいです。というか火も包丁も怖くて使えないうえに、ご飯を用意することが面倒くさくて半日以上なにも食べなかったりするので、生命維持のために料理を好きになったほうがいいんですよね(笑)」 谷垣「ダイビングをしたい。それで銛(もり)で魚を取りたい」 大沢「じゃあ漁業調整規則調べないとね…(笑)。私は夜パフェ行ってみたいなあ。東京本部の隣のホテルラウンジでも夜パフェ出してたから、専門店じゃないけど入りやすそうでいいかな。あと相撲観戦も。靖国神社の奉納相撲に招待してもらうことがあるので、Yさんにまず見どころというか楽しみ方を教えてもらおうと思います」 Y「私も夜パフェ食べてみたいですし、死ぬまでに一回は射撃をやってみたいです!」

行政書士法人メイガス国際法務事務所

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