陸上自衛隊の演習を見学しました
- 某職員
- 6月5日
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本日は、防衛装備品研修として、陸上自衛隊の東富士演習場にお伺いし、富士総合火力演習を見学させて頂きました。
※ なお、写真掲載は不可とされていたため、本記事中の装備品の写真はすべて、公共データ利用規約(PDL1.0)に従い、陸上自衛隊公式サイトhttps://www.mod.go.jp/gsdf/event/fire_power/index.htmlから引用しています。
富士総合火力演習の目的は、陸上自衛隊の各学校に在籍する学生等の教育です。かつては公開演習と教育演習に区分され、前者は抽選で一般の観客も見学できましたが、令和5年からは公開演習を行わず、無観客の教育演習のみを実施しています。
そのため、今回私共が貴重な観覧の機会を頂けたことは大変ありがたく、非常に有意義な防衛装備品研修を行うことができました。
この演習は実弾を用いた陸上自衛隊最大の火力演習で、人員約3千名、戦車・機動戦闘車等約50両、火砲約60門、航空機約20機が参加する、非常に大規模なものです。
今年のテーマは島嶼部における作戦を想定し、航空自衛隊F-2戦闘機による戦闘空中哨戒と航空攻撃、空挺団と水陸機動団による島嶼部への機動展開(空挺、上陸)、戦車・火砲による侵攻阻止・攻勢などが実施され、火力戦闘の実相を見学できました。
また、小銃、狙撃銃、機関銃といった小火器から、対戦車火器、迫撃砲、戦車砲、榴弾砲といった砲迫火力に至るまで、様々な射撃が行われ、射撃威力に係る教育も見学できました。
装備品研修についても充実しており、19WHSP、20式小銃、16MCVといった比較的新しい装備品から、24式機動120mm迫撃砲、24式装輪装甲戦闘車、25式共通戦術装輪車 (偵察戦闘型)といった去年や今年制式化されたばかりの非常に新しい装備品も拝見することができました。
中でも、10式戦車や90式戦車の120mm戦車砲による砲撃は大迫力で、戦車が射撃する度に体を震わせるほどの轟音に驚き、飛び上がりそうになりました。不思議なことに、もっと口径の大きな155mm榴弾砲による砲撃よりも発射音が大きく感じられました。
地雷原処理、対戦車ミサイルの射撃など、自衛官の方々と共に様々な内容を見学できました。

集合・解散場所に指定されたホテルグランドヒル市ヶ谷の美味しいケーキ
防衛・安全保障界隈の人にとってはお馴染みのホテルですね