行政書士法人メイガス国際法務事務所の大沢です。弊所は自他ともに認める弱小事務所ですから、たまに余計な恥をかき、たまにけちょんけちょんにされていますので、今回はコラムネタに昇華させて頂きます。
① 海外拠点なんてない
顧問先企業様から「メイガスさんは中国事務所ありましたっけ?グループの中国法人と会議するので、メイガスさんの現法(現地法人)からも出席してもらえませんか?」などと言われたことがあります。うちのグループは海外現地法人なんて世界中どこにもないです。
中国事務所(広島)でも良ければいつか設立させて頂ければ…。
② 福利厚生がしょぼい
顧問先企業様から「数百人でバス何台も借りて社員旅行いきました!意外と安くて、◯千万円で済みましたよ」とか、他士業の先生から「うちの事務所の保養所は、国内はベイコ◯トとエ◯シブで、海外はヒ◯トンのグラ◯ドバケ◯ションズです」とか聞くと、どうしてこうまで差がでてしまったのか!と思います。悔しい!悔しい!😡
こっちは潤沢な予算なんて無縁なので、リーガルライブラリーの利用料金も恐れながら慎重に契約したというのに(確か月額6千円くらい)。いいもん。リゾート会員権はないけど、みんなで仕事帰りに海ほたる寄ってスタバとか飲むし。

千葉の会社を訪問した帰りに海ほたるで休憩
ダイバーと海事代理士と潜水士の3人でいってきたので、みんな海が好き
③ 扱いは鴻毛より軽し
この節では、受任前に購買部の方から値切り交渉をされてしまったり、他士業からは「あぁ行政書士か。どうせ非弁やってんでしょ(※)」などと蛇蝎の如く嫌われたり、事業会社からは「行政書士って今までただの代書屋さんだと思ってました!」と言われたりと、ボコボコにされてきた小話を書こうと思っていましたが、リクルートサイトのコラムに掲載するエピソードトークにしてはショッキングすぎるので、ボツになりました。うちは他士業の先生とお互いリスペクトを持ちつつ、飲みにいかせてもらえるくらい仲良くやってるので安心してください!
※非弁とは、弁護士や弁理士でないのに、弁護士や弁理士しかやってはいけないと法律で定められている業務を行うこと。もちろん違法。刑罰もあります。なお、行政書士の仕事って何?と気になった方は以下のコラムをご覧ください。
④ ボスも雑用係
私は自分で事務所を創業するまでは、先生業の事務所のボスなんてみんなもう、左うちわで自分がパソコンに触ることもなく、お昼前に重役出勤しては、「おう、今日の昼はうなぎの出前がええわ。夜は赤坂で芸者遊びじゃからのう。ウハハ」みたいな感じだろうと考えてましたが、それは大手事務所に限った話のようです。(注:BIG4でもそんなことないです)
しかし、実際はうちみたいな弱小事務所では、所長は誰より長く、誰より難しい仕事しなければならないのでした。かといって人手不足も慢性ですから、簡単な仕事をやりたくないとも言えず、所長だろうがレターパックを自分で買いにいくこともよくあります。
その旨を顧問税理士の先生に相談したら「レターパックはネットでまとめて買うと便利ですよ」と教えてくれました。なんとなく通販で買えないと思い込んでいたので助かりました。
「そんなもん、小姓にでも買いにいかせるんですよ!わはは!」とか言われたらどうしようと思っていましたが、聞いてみて良かったです。
ただ、忙しさに関しては、大手事務所のパートナーだからってゆったり構えているわけではないのだとわかりました。
お仕事でよくご連絡を頂く四大法律事務所のパートナー弁護士の方から、弊所の許認可業務に関するお問い合わせがあった際、私が深夜1時にメールの返信をすれば深夜2時にはお返事があり、私が同日の深夜3時に返せば朝6時には再返信があるのです。
そこまで上り詰めてもそんなに働くのか…!と衝撃と感銘を受けました。こんなコラム書いてないで自分も頑張ります。