メイガス国際法務事務所の大沢です。本日は新しい事務所サインができました!

「できました」と言っても、内製できるわけもなく、名古屋の株式会社山一ハガネ様に、オーダーメイドで作って頂きました。実は、以前のコラムでも山一ハガネ様に作って頂いた焚き火台のHITAKIが登場していましたが、そもそも山一ハガネ様は宇野昌磨選手などの有名アイススケート選手が愛用する、プロ用スケートブレード『YS BLADES』を開発・製造していることで界隈から有名な「鋼」の会社です。
ただ、実は今回お願いした事務所サインは鋼鉄製ではなく、そもそも金属製ですらなく、3Dプリンターで作られた樹脂製のものなのです。実際に見ると、黒い石板の上に真鍮製の弊所ロゴがあるようにしか見えないので不思議です。
今回、山一ハガネ様に事務所サインの作成をお願いした経緯は、私が同社の3Dプリンター工場へお伺いした際に、積層痕が全然目立たない滑らかな成形品や、精度の高い成形品を拝見して感銘を受け、興奮して、是非とも弊所のサインも作って頂きたいと頼み込んだのです。


同社の3Dプリンター製品が非常に滑らかで強く正確な理由は、成形中のチャンバーを除湿乾燥したり、正確な温度管理をしているからです(特許出願もされています)。さらに、使用するフィラメントまで自社製というこだわりです。
これ全部3Dプリンター。たくさん並んでます。
これらの3Dプリンターは、公共施設の屋外看板から、工場で使用する大きなパーツフィーダーやベルトコンベアなど、様々なものを製造しています。
しかし、頑丈で滑らかなだけではありません。驚くほどの工作精度で、緻密な模様や機構を実現し、木材や石材と間違えるような質感を見せてくれます。

左:3Dプリンターで作られたドラゴン。すべての関節が滑らかに動き、うねうねできる。
右:3Dプリンターで作られた椅子。玉座みたいでかっこいい。
今回作って頂いたサインは、弊所教育本部(いわゆるセミナーハウス的な、職員向けの教育研修施設。原則として外部の方の立ち入りはできません)で飾られているので、なかなかご覧頂ける機会がないことが残念です。
実物を見ないと、驚きの滑らかさや精緻さが伝わりきらないので、何かの機会に教育本部へお越し頂くことがあれば、是非御覧ください。
