top of page
某職員

ベトナムの路上でロブスターを食べた

皆さんは路上でロブスターを焼いているおばちゃんに遭遇したことはありますか?

 

海外では路上で物を販売している光景を見ることは良くありますが、ベトナムも例外ではありません。

ホーチミンでは横断歩道の目の前でサンダルを売っているおばちゃんがいたり


赤色の服が店員さん、青色の服が上司、白色の服が筆者。みんな統一感がある。

 

ライスペーパーにひき肉やコーン、干しエビ、ネギなどの具材を包んで焼いた物を売っているおばちゃんがいました。ちなみにこのおばちゃんの服装と所長の私服がほとんど同じなので、所長はかなり現地に馴染んでいました。



 

そんな中、観光地としても(特にロシア人から)人気があるベトナムのニャチャンに海外出張で行った際、路上でロブスターを焼いているおばちゃんに遭遇しました。



値段を尋ねたところ、日本円で千円ちょっととのこと。ロブスターがこの値段で食べられるのは安い!とテンションの上がった所長がその場で即購入。おばちゃんに目の前でロブスターを焼いてもらえることになりました。

 

しかし、よく見るとそこは現地の銀行の目の前。銀行の入り口の門を銀行利用者が通過し、反対側には公道がありバイクや車がビュンビュン行きかう場所でした。周囲を気にせずロブスター売りのおばちゃんが氷に漬けてあるロブスターをおもむろに取り出したかと思えば、歩道に植えてある木の根元にロブスターのひげをバシバシ切り落とし、ニコニコとしながら焼き始め、あまりにも馴染みのないの光景に立ち尽くす私を見て椅子を用意してくれる手厚い歓迎ぶり。



待つこと約20分。ついに焼きあがったロブスターを我々に提供するため近くの電柱に設置された電気ボックスの上からトレーと箸、そして銀行の塀から付け合わせのキュウリとチリソース、そして手拭き用のウエットティッシュまでくれました。日が落ちてきて暗くなったと思ったら(勝手に)銀行の門の中に入り、(勝手に)銀行の電気をつけて明るくしてくれて、我々が食べ終わったあとのゴミもすべて回収して、近くのゴミ箱に捨ててくれる行き届いたおもてなし。周辺のすべてを私物化している光景は新鮮さと驚きがずっとありました。




 もちろんロブスターも美味しく、最後に一緒に写真まで撮ってくれて我々に最高の思い出をくれたロブスター売りのおばちゃんが今日もニャチャンで元気に暮らしていることを願っています。



 

店名:Nhà Khách Ngân Hàng Nông Nghiệp Và Phát Triển Nông Thôn – Agribank

住所: 86 Trần Phú, Lộc Thọ, Nha Trang, Khánh Hòa 650000

営業時間:おばちゃんが元気なとき

定休日:おばちゃんが元気じゃないとき


※営業時間・定休日は変更になる可能性があります。詳しくは現地でご確認ください。


Comments


bottom of page